2024年7月、東京藝術大学芸術未来研究場の中に「アート×ビジネス領域」が誕生しました。
このアート×ビジネス領域では、アート事業の解析及び研究開発を通じて、アーティストの活躍を促す持続的な経済活動や成長するビジネス環境の構築し、自治体や企業等と共創を促進し社会実装を行います。「アート」と「ビジネス」の間の「×」には、それぞれの異なる分野が境界線を超えて交じり合い、アート事業を通じた社会の持続的な発展に貢献していくことから名付けました。
アート×ビジネス領域の3つの柱として、「教育事業」「研究推進事業」「アート事業」がございます。
「教育事業」では、これまでに東京芸術大学が培ってきた専門教育及び研究を経済活動と結びつけるためにも次世代の文化芸術の担い手となる専門家の人材育成を行います。「研究推進事業」では、それぞれの研究成果を芸術産業に寄与すべく国際芸術祭への参画や芸術振興の拠点開発などを実践します。「アート事業」では、実際に自治体や企業と協働し各種アートプロジェクトの展開や新たなアートビジネスの開発し挑戦します。
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2025.4.17Projects2025年度|第1回| アート×ビジネス講座 開講
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2025.3.22Projectsオープンスタジオ 第2期 開催
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2025.2.7Projectsオープンスタジオ 第1期 開催
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2025.2.1Allアート×ビジネス領域 ホームページ公開開始
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2025.1.15Projects2024年度|第3回| アート×ビジネス講座 開講
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2025.1.10Projectsプロジェクトスペース利用開始
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2024.12.17Projects2024年度|第2回| アート×ビジネス講座 開講
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2024.10.15Projects2024年度|第1回| アート×ビジネス講座 開講

「アートは、採れたての野菜みたいに、命に関わるような大事なもの」
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日時:2025年4月17日[木] 18:00-20:00
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場所:東京藝術大学アーツ&サイエンスラボ1階(音楽学部側国際交流棟横)
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登壇:小池一子 [クリエイティブ・ディレクター、武蔵野美術大学名誉教授]
西原 珉 [先端芸術表現科 准教授]
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進行:中村政人 [絵画科油画 教授]
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概要:アート×ビジネス講座では、アート界の各専門職のトップランナーを招き、アート事業の経済性についての講義、アートビジネスの構造分析を行なっていきます。
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「アートは採れたての野菜みたいに、命に関わるような大事なもの」
この言葉を体現し、数多のアーティストを世界へと送り出してきた日本を代表するクリエイティブ・ディレクター、小池一子氏を迎え、令和7年度の講座を開講いたします。アート、広告、デザイン、ファッションなど、日本の創造性を牽引してきた小池一子氏が、アートプロジェクトの多層的な構造と、それが社会にもたらす意義を、本学先端芸術表現科西原珉准教授との対談から探求します。既成概念を覆す革新的な発想と、時代を切り拓く情熱。小池一子氏の言葉は、卒業後の進路、芸術活動、アート関連のキャリアを志向するすべての人に、新たな視点と創造的衝動をもたらすでしょう。ご興味ある方はぜひご参加ください。(学内者限定、全学科学生対象、要予約)
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ポスターPDFはこちら

プロジェクトスペース
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会期・時間:第1期=2025年2月7日[金]—2月16日[日] 12:00-19:00
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会場:アート×ビジネス領域 プロジェクトスペース
(〒101-0031 東京都千代田区東神田1-13-3 エトワール海渡商品部5F)
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参加作家:第1期=赤池龍星、阿部文香、高野実紅、樋口紗也香
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概要:2024年、東京藝術大学芸術未来研究場の中に「アート×ビジネス領域」が誕生しました。このアート×ビジネス領域では、アート事業の研究開発を通じて、アーティストの活躍を促す持続的な経済活動やビジネス環境の構築と、アート事業を支える専門家の育成を進めています。
このたび、東神田にあるアート×ビジネス領域のオフィスの一角を改修し、プロジェクトスペースを開設しました。スペースのオープン企画として、卒業後数年以内の若きアーティストの活動支援のためのレジデンス・プログラムを実施、その様子をオープンスタジオとして一般公開します。
第一期レジデントは、赤池龍星(2015年絵画科油画卒業、2017年大学院絵画専攻油画修了)、阿部文香(2020年建築科卒業、2024年大学院メディア映像専攻修了)、高野実紅(2020年絵画科油画卒業、2023年大学院絵画専攻壁画修了)、樋口紗也香(2023年大学院先端芸術表現専攻修了)の4名です。
各々の出身科や表現形式にしばられない、この場所ならではの制作やリサーチの過程を、この機会にぜひご高覧ください。(観覧無料・会期中無休)
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プロジェクトスペース
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会期・時間:第2期=2025年3月22日[土]—3月30日[日] 12:00-18:00 ※3月23日[日]休廊
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会場:アート×ビジネス領域 プロジェクトスペース
(〒101-0031 東京都千代田区東神田1-13-3 エトワール海渡商品部5F)
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参加作家:第2期=大内風、喜多川幸奈、しんどうあすか、高井爽
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概要:第1期にひきつづき、第2期のオープンスタジをを開催します。
第2期レジデントは、大内風(2024年美術学部絵画科油画卒業)、喜多川幸奈(2024年美術学部建築科卒業)、しんどうあすか(2024年美術学部デザイン科卒業、現在、大学院デザイン専攻在籍中)、高井爽(2021年美術学部建築科卒業、2024年大学院建築専攻修了)の4名です。
あらたな4名の作家たちが、この土地や空間に固有の表現を日々模索しながら展開いたします。この機会にぜひご高覧ください。(観覧無料)
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下記、東京藝大掲げる3つの使命と目標にたいして芸術産業(クリエイティブ産業)の創出を加える。日本の芸術基盤の事業拡充する事をミッションとする。
・ 芸術教育=「芸術に携わる全ての実践者を養成する」
・ 芸術研究=「伝統文化の継承と新しい芸術表現の創造を推進する」
・ 社会貢献=「全ての人が芸術に親しむ機会の創出に努め、芸術をもって社会に貢献する」
・ 芸術産業=「教育と研究の成果を社会実装・事業化を推進し芸術産業の創出に寄与する」
[教育事業]
・ アートプロジェクト演習
・ アート×ビジネス講座
[研究推進連携事業]
・ 国際芸術祭の開発
・ アート事業の拠点形成
[アート事業]
・ アートギャラリー
・ 卒業生支援
・ コミッションアート
芸術未来研究場は、人が生きる力であるアートを根幹に据え、人類と地球のあるべき姿を探求するための場/組織/仕組みとして、2023年4月に創設されました。閉じた施設としての「研究所」ではなく、様々なプレイヤーが集い、つながり、社会に開かれたアートを実践し、未来を共につくっていく場だから「研究場」と名付けています。
[「芸術未来研究場展」プレスリリース What is 芸術未来研究場?]より
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中村政人 Masato Nakamura美術学部壁画 教授・アート×ビジネス領域 領域長
1963年秋田県大館市生まれ。アートを介してコミュニティと産業を繋げ、文化や社会を更新する都市創造のしくみをつくる社会派アーティスト。 -
箭内道彦 Michihiko Yanai美術学部デザイン科 教授
1964年福島県郡山市生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、株式会社博報堂を経て2003年に独立し、風とロック有限会社を設立、現在に至る。
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西原珉 Min Nishihara美術学部先端芸術表現科 准教授
キュレーター、心理療法士。90年代の現代美術シーンで活動後、渡米。ロサンゼルスでソーシャルワーカー兼臨床心理療法士として働く。
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西尾美也 Yoshinari Nishio美術学部先端芸術表現科 准教授
1982年奈良県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民や学生との協働によるプロジェクトを国内外で展開している。
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金田充弘 Mitsuhiro Kanada東京藝術大学美術学部建築科 教授
1970年東京生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で建築デザインと構造エンジニアリングを学ぶ。ヴィジョンをカタチにする構造エンジニア。
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吉井瑞穂 Mizuzho Yoshii東京藝術大学 音楽学部器楽科(オーボエ) 准教授
1973年鎌倉市生まれ。オーボエ奏者。幼少期より目に見えないものを五感で感じる事に興味を抱く。約25年の欧州活動後、日本に拠点を移し「音」をコミュニティツールとして創作活動中。https://mizuhoyoshii.com
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中西忍 Shinobu Nakanishi
- 栗原良彰 Yoshiaki Kuribara
- 渥美雅史 Masashi Atsumi
- 伊東五津美 Izumi Ito
- 永島悠伊 Yui Nagashima
- 安倍愛 Ai Abe
- 林頌介 Kohsuke Hayashi